以下のとおり、龍谷大学社会科学研究所「アフリカ潜在力」研究会が開催されました。

■日時:2018年5月19日(土)16:00 ~ 18:00

■場 所:龍谷大学深草学舎紫英館2階第1共同研究室

■演 題:ニョロ語のタブー表現:その記述と分析

■講 師: 梶 茂樹氏(京都産業大学)

■要 旨:アフリカ各地にタブーとされているものがある。ここで言うタブーとは、例えば日本で「夜中に口笛を吹くと鬼が来る。」といった類のものである。本報告ではウガンダ西部で話されるニョロ語タブー表現について、形式と意味の両面から考察する。形式面では、表現されていることと、表現されていないことを見極め、タブーは全体として禁止・違反・結果・理由の(主語と述語からなる)4つの節から構成されていることを明らかにする。意味の面では、なぜそういったタブーがあるのかを現地の立場から考察する。

■ディスカッサント:小森淳子氏(大阪大学)