一昨日4月1日は、入学式でした。
良い日和で、ちょうど桜が満開になりました。
まだ新入生とは会っていませんが、きっと希望と不安でキラキラ・ドキドキしていることだと思います。
素敵な4年間になるよう祈っていますし、そのサポートをできるだけして行きたいと思っています。

さて、新入生が来たということは、それに先立って卒業生が旅立って行った訳です。

前後しますが、教員である私が関わった卒業式の日のことを書きます。

午前中に卒業式が行われ、その後、ゼミごとに卒業証書授与を行います。
一般に教員の出番は、ここからというこになります。

毎年、面白い面々が集う畠山ゼミ、
今年はいろいろな事情で、卒業生が少なかったのですが、それでも、やはり盛り上がるものです。
卒業証書授与から写真撮影、そしていろいろと喋ったりして、
部屋の外に出たら、他のゼミはみんな終わって誰も居ませんでした。
盛り上がりすぎですね、畠山ゼミ(笑)。
四回生になると、就活などでなかなかゼミに来られなくなったりして、みんなが顔を合わせる機会が少なくなります。
そういう意味で、久しぶりに集まった懐かしさみたいなものが彼らにあったことは確かでしょう。

その後、女子学生の多くは和装から洋装へと着替えて、

ホテルで行われるパーティー(同窓会新入会員祝賀会)へと移動します。
参加しない学生も居るようですが、ごはんはおいしいし、なんだかんだ行けば楽しいので、
できれば参加することをお勧めします。
学部長から始まり、いろいろな方々のご挨拶・祝辞を賜り、いよいよパーティー開始です。
この後は、とにかく友達・知り合い・先生などを見付けては喋り、写真撮影、という時間がひたすら続きます。
また、成績優秀者や活躍した学生に送られる「本願寺賞」の表彰なども行われます。
それと並行して、ゼミや1回生の時の基礎演習のクラスなど、
呼び出してもらって壇上で写真を撮る、というのも、断続的に行われます。
2回生からずっと一緒だったゼミは分かるんですが、
基礎演習という1回生の時のつながりが根強く生きていることには、毎年驚かされます。
その後いろいろあっても、やはりスタートのところの出会いは大きいということなんでしょうね。
なお、上の写真は、その基礎演習で教員の手助けをして活躍してくれた「クラスサポーター」略して「クラサポ」の集まりです。
後半には、定番のビンゴが行われ、おそらく想像していたより豪華な賞品に、みんな結構真剣に参加し、
その終了と共に、当たった者はご機嫌に、当たらなかった者もそれなりに楽しそうに、
三々五々、会場を後にし、街へと消えて行くことになります。

この後は、ゼミ単位で集まったり、友達で朝まで過ごしたり、いろいろです。

私もかつて、朝までカラオケに付き合ったことがありますが、
やはりいつもとは少し違う気分だったように記憶しています。
卒業証書授与のところにも書いたように、その場はいつも通り、あるいはいつも以上に楽しいのですが、どこかに、「これが最後」という思いがあるのかもしれません。
「楽しい」と思っている時は、そういう気持ちが隠れているか、あるいは隠しているのかもしれません。
もちろん、いずれまた会う機会は作れます。
しかし、その時彼らは、「学生」ではないのです。
つまり、「龍谷大学法学部生」としての彼らが出会うのは、これが最後であり、
自覚するとしないとに関わらず、そこには寂しさのようなものが、多かれ少なかれ伴っているのだと思います。
この「寂しさ」こそ、学生であることの貴重さの裏返しなのでしょう。
多くの学生は、学生である間、この「貴重さ」に気付かないものです。
これから学生になる皆さん、あるいは、今、学生である皆さんは、ぜひこの「貴重さ」を大事にしてほしいと思います。
そして、学生を終えて社会へ飛び出して行く皆さんは、この「貴重さ」を懐かしむだけではなく、
それをこれから活かせる力に変えて行きながら、成長して行ってほしいと思います。

少し長くなりましたが、

まずは、卒業おめでとう!
そして、入学おめでとう!
いずれにしても、本番はこれからであること、胸に刻んで、一歩一歩、進んで行ってください!

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