12月5日、南アフリカのズマ大統領は、元大統領であるネルソン・マンデラ氏がヨハネスブルグの自宅で死去した、と発表しました。享年95歳。マンデラは、アパルトヘイト撤廃運動の先頭に立ち、ノーベル平和賞を受賞した、まさに南アフリカの「英雄」である一方、大統領就任後は十分な仕事をできなかったという一面もあるのかもしれません。最近飛行機のなかで観た「Dear Mandela」は、ダーバンのスラム(informal settlement)の住民が、すべての国民への住宅供給を保障したマンデラがその約束を履行できなかったことを批判する興味深いTVドキュメンタリーです。神聖化されたマンデラを批判することが難しい現在の南アフリカの空気のようなものが伝わってきます。http://www.dearmandela.com/