12/20 立命館大学で「アフリカの社会と笑い研究会」

落合雄彦(Takehiko OCHIAI) 更新日: 2013年11月27日

以下のとおり、立命館大学で「アフリカの社会と笑い研究会」という、なにやら面白そうな研究会が開催されます。

演題 「タンザニアのポピュラー音楽における笑いとストリートの政治」
講演者: 小川 さやか 氏 (立命館大学大学院 先端総合学術研究科 准教授)
日時:  2013年12月20日(金) 18:00~19:30
場所: 立命館大学衣笠キャンパス 諒友館821教室
概要: タンザニアのポピュラー音楽「ボンゴ・フレーバ(bongo  flava)」は、外来のヒップホップやレゲエをもとに誕生した新しい音楽ジャンルである。多くの研究者は、歌詞のテーマに焦点を当てることで、この音楽を若者による自己イメージの操作や社会風刺・啓蒙のための媒体として論じてきた。そのうえで、近年、ボンゴ・フレーバが欧米文化に迎合し、ローカルな文脈から離脱しつつあることも指摘した。本発表では、若者たちが、ストリートにおいてこの音楽をどのように受容・消費しているのかを明らかにすることで、この音楽における風刺とは、特定の歌詞やテーマを超えた「笑い」の実践へと転換しうるさまざまな身体的・感覚的な表現にあることを指摘する。また、そのような「笑い」の実践に着目し、「政治のストリート化」と「ストリートの政治化」の折衝を論じる。

[下記、地図の34番の建物です]
http://www.ritsumei.jp/campusmap/map_kinugasa_j.html