» 落合雄彦(Takehiko OCHIAI)のブログ記事
法学部生の一部も所属する国際関係コースでは、先輩からのビデオレター「国際関係コースの学び」を配信しています。ぜひご覧ください。
日時:2013年10月29日(火)3講時(13:15-14:45)
場所:龍谷大学深草キャンパス21号館507教室
テーマ:雇用とジェンダー:社会保険労務士から見た日本の現状と課題
講師:笹 尾 達 朗 氏(NPO法人あったかサポート常務理事)
杉 原 純 子 氏(NPO法人あったかサポート・社会保険労務士)
本学法学部教授で、元共同通信ワシントン支局長・北京支局長の西倉一喜先生が、今夏ワシントンDCでの在外研究を終え、先日、帰国されました。現地では、オバマ政権関係者への取材を重ね、アメリカの政治外交に関する調査を実施されました。
オバマ政権の動向については、国内でも連日報道が続いており、対中国政策は日本でもとくに関心の高いテーマです。そのため、今回、法学部内で、西倉先生によるオバマ政権の最新の状況と、対中政策に関する研究会の場を設けることになりました。
最新のワシントンDCの状況を知ることのできる貴重な機会ですので、関心のある学生の皆さんも、奮ってご参加ください。
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「米中新冷戦の時代到来か?:オバマ政権の対中政策 ワシントン報告」
日時:10月30日(水)15時~17時
場所:紫英館5階会議室
*紫英館ロビー奥のエレベーターで5階まで上がり、左側の突き当りの部屋です。
以下のとおり、龍谷大学社会科学研究所・京都大学アフリカ地域研究資料センター・日本アフリカ学会の3者共催でアフリカ研究に関するセミナーが開催されます。
日時:2013年10月12日(土) 15:30~17:30
題目(英語):
“Shifting agency in shaping linguistic landscape: Evidence from Dar es Salaam”
題目(日本語):
「言語景観の形成における主体性の変容:ダルエスサラームの事例から」
発表者:Dr Chul-Joon Yang (韓国外国語大学校教授)
要旨(英語)
This paper addresses the question of agency in shaping linguistic
landscape and its manifold social and political implications in
changing language ideology, attitudes and situations in post-Ujamaa
Tanzania. Based on empirical data collected in Dar es Salaam,
Tanzania, this paper seeks to explain shifting agency in shaping
linguistic landscape in the context of globalization as well as the
spread of English in Tanzania.
Agency in shaping linguistic landscape is inseparably interconnected
with various social actors’ motivations and reflects social changes in
general. The domain of human agency behind linguistic landscape
(public uses of written language) can be characterized as an
epiphenomenon which involves a historical dimension and perspective.
The study of linguistic landscape with special reference to agency
offers a useful tool for examining various social actors who vie for
public space. Agency in linguistic landscape needs to be seen in the
wider context of social processes and existing power structures.
*Key words: agency, linguistic landscape, multilingualism,
polycentricity, Swahili, Tanzania
要旨(日本語):
本ペーパーは、ウジャマー後のタンザニアにおいて言語的なイデオロギー・姿勢・状況が変化するなかでの、言語景観(linguistic landscape)および多面的な社会政治的含意の形成における主体性(agency)の問題を取り扱う。本ペーパーは、ダルエスサラームで収集したデータをもとに、タンザニアでの英語の普及とグローバル化という文脈のなかで、言語景観の形成において主体性がいかに変化しつつあるのかを分析する。
言語景観形成における主体性は、多様な社会的アクターのモーティベーションと不可分に連関しており、それはまた、社会の変化を広く反映してもいる。言語景観(書き言葉の公共使用)の背後にある人間の主体性という領域は、歴史的な側面と視点をも包摂した随伴現象(epiphenomenon)として理解できよう。
主体性に特に注目した言語景観研究は、公共空間をめぐって競合する多様な社会的アクターを分析する上での有用なツールを提供してくれる。言語景観における主体性は、社会的プロセスと権力構造というより広い文脈のなかで検討される必要があろう。
*キーワード:主体、言語景観、多言語使用、多中心性、スワヒリ、タンザニア
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
共催:京都大学アフリカ地域研究資料センター、日本アフリカ学会、龍谷大学社会科学研究所アフリカ研究センター
(※講演は英語で行われます。日本語資料は発表要旨のみとなります。事前申込不要/参加無料。どなたでもご参加いただけます。)
法学部の政治系ゼミ討論会が、11月30日(土)に開催されます。詳細は未定ですが、国際関係コースの私のゼミも初めて参加させていただくことになりました。
一部の法学部生も所属している国際関係コースには、独自のホームページがあります。見た目はよくありませんが、内容は結構新鮮で豊富です。山椒は小粒でもピリリと辛い、という感じでしょうか。ぜひ一度訪れてみてください。
http://www.ir.ryukoku.ac.jp/
国際関係コースの落合雄彦です。私の専門は国際関係論とアフリカ政治学です。
今週から来週は、アフリカ研究関連で海外からの来訪者が続きます。
10月11日(金)には、韓国外国語大学校アフリカ研究所のヤン・チュロン教授が龍谷大学社会科学研究所を訪問されます。夏目啓二所長への表敬訪問のあとは、西本願寺書院・飛雲閣の見学をしていただく予定です。
10月16日(水)には、英国ブラッドフォード大学のデイヴィッド・フランシス教授が来学されます。赤松学長への表敬訪問や国際センターとのミーティングなどを行う予定です。